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気にしていてもまだ足りない!?深刻な野菜不足の実態とは

 

健康を維持するためにも野菜はしっかり食べなくてはいけないと分かっていても、毎日の生活の中で野菜をたっぷり食べると言うのは想像以上に難しい。厚生労働省が発表した平成25年度国民健康・栄養調査によると、成人1日の野菜摂取量の平均値は272.85gで、目標の350gを大きく下回っていることが分かった。このような背景を受け、アンケートサイト『アイリサーチ』が全国の男女21歳~69歳の1,000人に対して野菜不足をテーマにした意識調査を行ったので、その結果をご紹介する。

まだ認知が低い「成人1日の野菜摂取量」

冒頭でも述べた通り、厚生労働省が定める成人1日の野菜摂取量の目標は350gだが、実際その目標を認知している人はどれくらいいるのだろうか。「1日に必要とされている野菜摂取量はどれくらいだと思いますか」という質問に対して、「350g以上」と正しく認識している人は全体の44.2%に留まり、半数以上の人が正しい量を認識していない実態が明らかとなった。

普段から野菜を摂取できていると思っている人は84.2%

普段の野菜摂取状況について質問してみたところ、「かなり摂取していると思う」、「摂取していると思う」、「ある程度摂取していると思う」と回答した割合を合計すると、84.2%もの人が摂取できていると回答。

そこで、実際の野菜摂取量を調べてみると全体の平均摂取量は195.62gという結果に。性別で見ると男性は191.42g、女性は199.82gで女性のほう若干摂取量が高い傾向が見受けられた。

しかし、どの年代・性別も、野菜摂取目標の350g以上には達しておらず、日本人の野菜不足の深刻さが浮き彫りとなる結果となった。

また、野菜を摂っていると回答した84.2%うち目標の350g以上に達した人は全体のわずか14%に留まり、86%もの人が勘違い菜食をしていることが判明した。

冬は野菜不足に陥りやすい季節であることが判明

野菜を摂取することの重要性は感じつつ、一日に必要な量を摂取することは難しい。季節によっても摂取量に差があるのかどうかも調べてみた。

「冬の野菜・炭水化物類・タンパク質類の各摂取量は他の季節と比較して増減していますか」と聞いたところ、唯一野菜だけが冬に摂取量が減少するという人が半数以上の56.9%もいることが分かった。一方で、冬に炭水化物類の摂取量が増えていると回答した人は54.3%、タンパク質類の摂取量が増えていると回答した人は58.4%だった。

また、冬における朝の野菜摂取量(67.9%)やサラダ等の生野菜摂取量(57.6%)が減っていると答えた人が多いということが分かりました。

なお、冬の野菜摂取量が減る主な要因(複数回答)としては、「価格が高くて買うのを控えるから」(48.5%)、「体が冷えるような気がするから」(30.3%)、「寒くて生野菜を摂取する気が薄れるから」(30.3%)などが挙げられた。

1日に野菜350gとひと言で言っても、一体どれくらいの量を食べればよいのかが分からなければ身も蓋もない。野菜100gの目安は、生野菜なら両手に一杯、ゆで野菜なら片手に一杯だ。野菜350gを料理にすると約5品(皿)程度の量になる。朝食を食べずに昼食と夕食の2食で350gを摂取しようとするとなかなか大変なので、朝食でもしっかり野菜を食べるようにしよう。

【参考】

野菜不足に関する調査ネオマーケティング

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