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「片づけられない女」 ~片づけと整理整頓~

 

「片づけられない女」。少し前に雑誌などでよく見かけたフレーズですが、みなさんはどうですか?

実は私、数年前まで「片づけられない女」でした。フリーペーパーなどの収集癖があり、毎日毎日デスクの上には書類が溜まる一方。なのに、捨てられない性格で部屋はみるみる紙の山苦笑。同居する家族に「どうして片づけないの?」と聞かれても、「いいでしょ、別に」と逆ギレ。こうなると、家族との間に不穏な空気が流れ、交わす言葉も少なくなるという状況でした。

そんな私が「片づけられない女」を脱却できたのは、ある友人から聞いた話がきっかけ。私の友人が片づけコンサルタントである近藤麻理恵(こんまり)さんのセミナーに参加して、そこで聞いてきてお話を教えてくれたのです。友人は「捨てる基準はときめきだよ」と。

正直、「ときめきってなんだよ」と思いましたが、いつか着るかも、いつか使うかもいつかはやってくることはなく、ときめくものに囲まれて生活している方が気持ち良いということ。あと、「しまう時にルールを決める」のがルールで、例えば、ランジェリーをしまう時、引き出しの手前から奥に向けて色がグラデーションするように並べる、など、しまう場所ごとにどうしまうかを決めておくことが大切だと教えてもらいました。

また別な日。テレビをボーっと眺めていると収納王子ことコジマジックさんが「片づけと整理整頓は違うんですよ」と語っているのが聞こえ、「何!?」と気になった私は、そのままテレビにくぎ付け。コジマジックさん曰く、片づけ=元の位置に戻す、整理整頓=何をどこに片づけるかを決めることだそうで、「世のお母さんは子どもに「きちんと片づけなさい」と言うけれど、整理整頓ができていない子どもに片づけはできません」と話しているのを聞いて、「なるほど!」と感心した私はこんまりさんとコジマジックさんの話を元に、早速実践。

片づけ始めた途端、思い出の品が出てきてしまい、物思いにふけってしまいそうになる自分を戒めつつ、片づけを進め、「これは今度からこうやってしまおう」と一つひとつルール決めていきました。これまで、掃除・片づけが大の苦手だった私は、部屋全体の整理整頓をするのにだいぶ時間がかかりましたが、整理整頓する作業は何とも言えず気分がすっきりとし、全てが終わった時の爽快感はすごかった!

片づけのキーワードで有名な『断捨離®』は、実は「断行・捨行・離行」というヨガの考えをもとに、その頭文字を取ってきています(クラター・コンサルタントのやましたひでこさんが作った造語です)。部屋が綺麗だと清々しい。その逆もしかりで、乱雑な部屋にいると心がザワつきます。「片づけられないと知らないうちにストレスが溜まる」という研究結果もあり、片づけとメンタリティには関連性があるようです。

冒頭の我が家のような殺伐とした空気にさせないためにも(笑)、整理整頓をしてから片づけをして、身も心も常に清々しくいたいものです。

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