ゲっ、20代から!? 最近急増している「スマホ老眼」の実態とその対策とは
いまや日常生活の必須アイテムとも言えるスマートフォン(以下、スマホ)。平成26年総務省の調査によると、幅広い年代でスマホ利用者が増え、利用時間においては調査2年前の平成24年に比べて34%も増加しているそうです。スマホは便利なアイテムですが、実はスマホ利用の影響で若い人でも老眼のような症状を訴える“スマホ老眼”が増えつつあるようです。
そこで今回は、“スマホ老眼”の実態とその対策についてご紹介します。
■そもそも“老眼”って?
加齢と共にレンズの役割をしている“水晶体”が硬くなって弾力性が低下し、近くを見る時の調整がしづらくなることによって起こります。代表的な症状としては、近くのものが見えにくく物を離した方が見やすい、新聞などの文字を読んでいると文字がぼやけて見えるなどです。
初期症状としては、目が疲れる、目の奥が痛くなる、光が目に入るとまぶしく感じる、などがあります。
■若年化している“スマホ老眼”
これまで老眼は一般的に40歳前後から症状が現れると言われていましたが、フェイスブックやインスタグラムなどソーシャルメディアを利用しコミュニケーションを取る時間が増えた昨今、若い人にも老眼のような症状を感じる人が増えているようです。
パソコンを長時間使用する人にも「老眼のような症状は見られますが、特にスマホ使用が懸念されるのは、小さな画面の小さな文字をパソコンよりも更に近距離で凝視することで、眼の負担が大きくなるためです。
■“スマホ老眼”で悩まない!目が疲れる前に気をつけるべきこと
眼精疲労は目が疲れるだけではなく、その疲れが頭痛や肩こりにもつながってきますので、深刻化しないようにケアしたいもの。
“スマホ老眼”対策としては、使用時間をある程度制限することが一番。ですが、なかなか利用時間を短くできない人は、
(1)画面と顔を40センチ以上離す
(2)1時間以上連続使用しない。する場合は、1時間ごとに10分程度の休憩を取る
(3)目を休めている間にホットタオルを使って目を温める
などの対策をすると、症状が和らぎます。
以前、「やり過ぎると「20代老け顔女子」に!? スマホに潜むオバ肌の原因とは」でもご紹介したように、スマホの使い過ぎは、目だけではなくお肌にも悪影響があります。スマホとの心地よい距離間を保って上手に使いこなしてくださいね。
【参考】
※平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 – 総務省