お問合せ

結婚相手に求めるのは家事力?それとも稼ぎ力?夫を「家事メン」に育てるコツ

 

共働き世帯は年々増加し、現在は1,000世帯を超えた。共働き世帯が増えたことにより、女性の働き方や家族の在り方にも変化が起きているのだろうか。

そこで今回は、フリーキャリアの人たちの実態調査を行う調査機関『フリーキャリア総研』が男女643名を対象に行った調査結果をもとに、パートナーに求めるものについての実態を紹介する。

「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」が理想と考えつつも、現実とのギャップ!

まず、「パートナー(結婚相手)に求めるものは主に家事力と稼ぎ力どちらですか」と質問してみたところ、女性は87%の人が「稼ぎ力」と回答し、男性は68%の人が「家事力」と回答。

ところが、世代別に見てみると状況が異なるようだ。多くの人が「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」と考える一方で、60代女性の半数ほどが「家事力」と回答しており、定年を超えたパートナーに家事の分担をお願いしたいと考える人が多くいることが分かった。

また、20代では男女共に「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」が理想と考えつつも、現実的には「共働きでなければ家計が成り立たない」「1人の給料では不安」という声が多く見受けられた。若い世代になる程、共働きが当たり前と考え、理想と現実の間にギャップがあることが伺える。

「女性の社会進出」と「男性の家庭進出」を同時に解決していくべきとの声が多数!

「女性の社会進出について、どう考えますか」という質問に対して女性の社会進出について58%の人が「賛成」、32%の人が「どちらかといえば賛成」と回答し、90%以上が賛成意見を持っていた。さらに「男性の家庭進出について、どう考えますか」との問いに対して、男性の家庭進出について51%の人が「賛成」、37%の人が「どちらかといえば賛成」と回答し、前項とほぼ同じ割合結果となった。

「共働きであれば、家事は分担すべき」という声が多いことが判明。また「女性の社会進出をさせる身近な支援者である」という、女性の社会進出と男性の家庭進出について問題意識が対等で、同時に解決すべきという認識も見受けられた。

パートナーを家事メンに育てる3つのコツ

共働き世帯でも「妻は家庭を守るべき」を理想とする男性が多いのが現実。家事の負担を軽減するためにはパートナーの協力が不可欠である。パートナーを家事ができる男性「家事メン」に育てるためのポイントを3つ紹介する。

1)小さなことから頼む

いきなり部屋の大掃除を頼むと面倒くさい・大変だという気持ちが大きくなってしまうので、まずはすぐにできそうな小さなことからお願いする。そうすれば「それくらいなら」とまずは引き受けてくれるはず。徐々にお願いする範囲を増やしていき、徐々に家事ができるようになっていく達成感を味わってもらうこともできて効果的。

2)相手のやり方に任せる

家事や育児は夫婦でやり方が違うこともある。パートナーのやり方について「それは違う!」とか「なんでこうしないの?」と思わず口出ししたくなると思うが、そこはグッと我慢。片づけるよと言ってからなかなか腰を上げない場合もあると思うが、「何でやらないの?」と聞けば「今やろうと思っていたのに」と押し問答になる確率が高い。タイミングに関してもパートナーに任せて。パートナーのやる気を大切にすることがコツ。

3)感謝の気持ちを伝える

せっかく協力したのに何も評価されなかったら「次も手伝おう」という気にはならないもの。褒められたり喜ばれて、嬉しくない人はいないはずなので、一度何かを手伝ってくれたら、「ありがとう」「助かった」と感謝の気持ちを伝えること。

家族の在り方に理想を持ちつつも、共働きをしなければ家計が成り立たない多い現実。共働き世帯に関わらず、夫婦が仲良くいるためには男女どちらかだけの努力では足らず、双方が問題意識を持つことが大切だ。いつまでも仲の良い夫婦でいつためにもお互いを労いながら、良い関係を築こう。

【参考】

パートナーに求める家事力と稼ぎ力もしも

http://www.dreamnews.jp/press/0000110851/

平成25年度男女共同参画社会の形成の状況内閣府男女共同参画局

http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h26/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-02-08.html

ページのトップへ戻る