あなたのセンスは何県民?47都道府県別コーディネートを分析!
百貨店などの店頭も徐々に秋冬ファッションに様変わりし、いよいよ本格的に秋ファッションが気になる季節が到来した。雑誌ではトレンドカラーやトレンド柄について特集が組まれ、様々な情報を発信しているが、最近ではスマホユーザー増加の影響で、ネット上でのファッション情報も重要視されている。
今回は、ファッションアプリ「iQON」を運営しているヴァシリーが発表した、「iQON」上の全国約2,000万件の「LIKE」数を元に、日本全国の女性達が欲しいと思っているファッションアイテムの傾向を割り出した「日本全国平均コーデ2014」と、同データから都道府県ごとの特徴から割り出したアイテムを使用しコーディネートした「47都道府県コーデ2014 」をご紹介する。
■日本全国平均コーディネートは“節約シンプルモノトーン”
各カテゴリー内で「LIKE」された割合が上位のアイテムで作った全国平均コーデ。ブラウス・ロングパンツ・パンプス・ショルダーバッグなど定番アイテムを好む傾向があり、カラーも白やグレー・黒と使いまわしのし易いシンプルなスタイルが人気。
以前から景気とファッションは影響があるとされており、カラーは、その要素の1つで、不景気には落ち着いた地味な色が流行すると言われている。節約意識が高まり、長く着られる色が好まれたり、自己防衛意識の高まりにより、目立たない色を求めがちになったり、商品の提供側も失敗を避けるため定番色を押す傾向があるなどの諸説がある。
今年の日本全国平均コーデで使用されているカラーを見てみると、落ち着いたモノトーンカラーが好まれており、不景気の際に流行するとされるカラーとなっている。今年は、4月に消費税が8%に増税され、様々な業界で影響が見られているが、同様にコーデにも影響が見受けられた。
■誤差ランク全国1位は流行の発信地“東京”
安定の流行発信地“東京”が堂々の1位。女性らしいキレイ系アイテムが人気のようだ。
■ “埼玉”vs“千葉”論争、東京に近いのは“埼玉”!
関東3位の座を巡って、熱い論争が繰り広げられる“埼玉”と“千葉”。2県の東京との誤差を見てみると、“埼玉”はアイテム6.55ポイント、カラー3.02ポイント、“千葉”はアイテム7.99ポイント、カラー4.37ポイントと、“埼玉”のほうが東京に近い結果に。また、両県がともに負けを認めると言われる“神奈川”と比較しても、“神奈川”はアイテム6.81ポイント、カラー4.54ポイントと、“埼玉”のほうが東京に近いということが判明した。
■全国平均と比べて好まれるアイテムの誤差が最も大きかった県は“鹿児島”!
好まれるアイテムについて、全国平均との誤差を見た際、“鹿児島”は52.18ポイントと他県を圧倒 的に引き離した結果となった。さらにカラーの誤差ランクは32位ではあったが、他の九州勢が “黒”・“紺”・“茶”といった落ち着いたカラーを好む傾向がある中、黄緑、オレンジ、ピンクがトップ3に入るなど、派手目のカラーを好む傾向があるようだ。桜島の火山灰が降る鹿児島では、灰が目立つ黒は避けるといった火山灰対策となるファッションを意識している、という説もあるようだ。
都道府県別に分析してみると、ファッションにも県民性があることが明らかとなった。各県それぞれ特長があり、それぞれ可愛いが、「田舎っぽい」と言われないように、47都道府県全県を研究分析してみるのも面白いかもしれない。
【参考】
※「日本全国平均コーデ2014」 – ヴァシリー