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ファッションセンスを磨く技 ~色と形~

 

先日、電車で移動中、座席に座っていた時、ふと目の前の方を見上げると目の前にいる女性のお召しになっているアイテムの組み合わせに「なんとなく変だなぁ」と感じた私。どうしてなのか気になってチラチラとファッションチェックをしてみたら、その女性はスカートとコートの柄が両方ともブラックウォッチ柄。そこまではまだ許容範囲だったかもしれませんが、さらによく見るとコートの内側にお召しになっているワンピースの側が黒ベースに白いドット柄。そして、お履きなっているタイツも同じドット柄これじゃ、違和感を感じるはずです。笑

 

毎日洋服を選ぶのって面倒に感じている人もいますよね。洋服はデザイン(色と形)が様々で、どんな服を選べば良いのか分からない!という声もちらほら。でも、自分の中で簡単なルールを作ってしまえば以外にコーディネートは簡単におしゃれにできます。私が実践しているのは、①柄と柄を合わせない、②丸みのあるデザインのアイテムを合わせない、③スカートの翌日はパンツスタイル、④バッグとアウター(コート)はできるだけ連日同じものにしない、などです。

 

①は冒頭の彼女のようなことが起きないために必須条件。洋服を買う時、全体をコーディネートして買うというよりそれ一枚で買うことが多いですよね。単体で見た時、柄物はとても可愛いのですが、いざ自宅のクローゼットに並ぶワードローブと見比べて「これはどの洋服をコーディネートすれば良いのかな?」と悩んでしまうことも。そうなると着る機会が減ってしまうので、柄物を買う時は慎重に選びます。気に入った柄があれば購入しますが、コーディネートする時は基本無地のアイテムと合わせるようにしています。

②はその方の体格にもよりますが、私は背が高く、丸みのある洋服を重ねてしまうと大柄に見えてしまう体格。ですので、ボリュームのある形の洋服を着る時は上半身か下半身のどちらかだけにしています。

③はコーディネートが毎日同じような印象になることを避けるためのポイント。スカートとパンツでは合わせる靴も変わってきますので、ボトムスを変えるのが印象を変えるコツです。

「バッグとコートは同じものを使い続けている」という人が多いと思いますが、この2つはファッションの印象を大きく左右するアイテム。同じものを連日使っていると生地が傷みやすいので、お気に入りであればなおさら④は実践した方が良いです。

「センスを磨く」と聞くとハードルが高く感じますが、実はルールや基準を決めてしまうとセンスよくみせることは簡単です。まずは、自分にできそうなルールから取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

文:高橋果内子

http://www.kanakotakahashi.com/

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