意外と勘違いしている?約半数の女性は水・お湯だけ洗顔をしていることが判明
ここのところ、気温と湿度が下がり、肌にとって大敵な乾燥の季節がやってきた。肌トラブルは人それぞれだが、日頃から乾燥に悩んでいる日ならなおさらスキンケアに力を入れなくてはならないこの季節。冬でもすっぴんに自信をもてるようになるために、どんなことがひつようなのだろうか。
そこで、今回はオリコンが関東・関西の20代から40歳の女性600人を対象に行った「秋冬の洗顔意識」についての調査結果をご紹介する。
■約半数の女性が冬の朝は洗顔料を使わずに洗顔
「秋冬の洗顔方法は?」という質問に対して、「洗顔料を使って洗顔する」と答えたのは48.5%。なんと約半数の女性が洗顔料を使わず洗顔している。残りの人はどのように洗顔しているかというと、44.2%が「水、お湯だけで洗顔する」、さらに秋冬は「洗顔すらしない」という人が7.3%も存在することが明らかとなった。「汗をかかない=汚れない」という思い込みから、洗わなくても平気と感じてしまうのだろうか。
ちなみに、同じ調査で、夏場は洗顔料を使ってしっかり洗顔しているのに、秋冬になると洗顔料を使わなくなる人が増加するということも判明。この傾向は、とくに年齢層が上がることに増している。
■冬に洗顔料を使わない理由、ナンバー1は「乾燥すると思うから」
夏は洗顔料を使っているのに、秋冬は洗顔料を使わなくなる人たちにその理由を聞いたところ、朝、洗顔料を使用しなくなる理由でもっとも多かった意見が、「冬は肌が乾燥するから」。洗顔料を使って洗顔する=乾燥肌が加速すると思い込んでいる人が多いようだ。さらに、「冬は皮脂が出ていない」と思っている人も58.8%存在。「皮脂が出ていないから、水やお湯で洗い流すだけで充分」と、洗顔料を使わないで、朝洗顔を行っているようだ。
しかし、その一方で冬に洗顔料を使わなくなる人の31.4%が、冬でも肌のテカリやべたつきを気にしているという調査結果が出た。冬は肌が乾燥し、皮脂が出ていないと思い込んでいるのに、実際にはテカリやべたつきを感じている……大きな矛盾が浮き彫りとなった。
■冬でも皮脂は出ています!秋冬洗顔のポイント
この調査結果を踏まえて、Rサイエンスクリニック広尾・院長で医学博士の日比野佐和子先生に話を聞いたところ、「乾燥しているので気がつきにくくなるのですが冬も皮脂はでています。“冬は汚れない、べたつかない”というのは、単なる思い込みが多いと思います。湿度が低くなって乾燥しているということで、実際は夏場より皮脂は出やすくなっているんです。保湿と皮脂の出が少ないというのはぜんぜん違いますからね。そのため、冬でも朝の洗顔を怠ると、さらに肌の状態は悪化。冬こそしっかり洗顔することが赤ちゃんのような“すっぴん美人”への近道なのです」。
乾燥を気にして洗顔料を使わない人が増える季節だが、実際は正しい洗顔ができていない人が多い。乾燥が気になる時期だからこそ、洗顔時のお湯の温度や洗顔料の質にこだわる必要がありそうだ。
【参考記事】
※秋冬の洗顔意識 – オリコン