乾燥すると仕事の効率が下がる?「仕事中乾燥が気になるパーツ」1位は●●と判明
秋冬の悩みと言えばやはり“乾燥”。気温と湿度が下がり空気が乾燥するこの季節は、必死に保湿しても肌はカサカサ、髪のパサパサ……。肌の乾燥が進むとメイクのりが悪くなったり、ファンデーションが粉を吹いたり、さらに乾燥は紫外線同様、肌の老化の原因の一つとされ、何とも悩みの種である。
今回は、トレンド総研が20~40代の会社員の女性500名を対象に行った「働く女性の乾燥対策」についての調査結果をご紹介する。
■仕事中に乾燥を感じる身体の部位、1位は“目”
「仕事以外のシーン」と「仕事中」の2つのシーンに分けて、それぞれ「秋冬のシーズンに乾燥を感じる身体の部位」を複数回答形式で答えてもらったところ、「仕事以外のシーン」においては、「肌」(64%)と「唇」(64%)が1位に並び、3位には「目」(49%)が続いた。
一方、「仕事中」に「乾燥を感じる身体の部位」としては、「目」(74%)が7割を超え最多。仕事以外のシーンでは最も多かった「唇」(66%)、「肌」(61%)を抑えて、1位となった。働く女性にとって、目の乾燥は特に深刻な問題のようだ。
■83%が目の乾燥が気になり仕事の効率がダウン!
「目の乾燥により、仕事の効率が下がってしまうことはありますか?」とたずねたところ、「ある」と回答した人は83%にものぼった。
働く女性にとって、特に深刻な問題であることが明らかになった目の乾燥。その具体的な悩みを自由回答形式で答えてもらったところ、「パソコンの作業中に目が乾いて疲れやすい。」(埼玉県・48歳)という回答に代表されるように、パソコン作業が目の乾燥に影響があると考える人が多いことがは明した、しかし、仕事上、パソコンでの作業が不可欠な人も多く、目の乾燥に悩んでいるものの、悩みの根源を排除できないことが難しい問題だと言えそうです。
■日本人の2,000万人以上がドライアイ!
前述のアンケート結果を踏まえて、南青山アイクリニック東京院長・眼科医の戸田郁子氏は「コンタクトレンズの使用率が増えたり、パソコンやスマートフォンなど、液晶パネルを見る時間を長くなったりしたことなどにより、「ドライアイ」の人は増加しています。現在、日本では、2,000万人以上がドライアイであると言われるほどです。働く女性に限らず、目が乾燥していると感じる人は多いでしょうから、そうした時にはしっかりと対策を行なうべきでしょう。」とコメント。
アンケートでも、
「ドライアイで、外で風にあたるだけで涙が出る。」(石川県・33歳)
「仕事に集中するあまりドライアイに。その後は、頭痛なども起こる。」(兵庫県・40歳)
など、よりひどい症状や、目の乾燥から頭痛や肩こりまでもがひどくなるといった悩みも寄せられた。
目の乾燥対策は目薬、温熱療法、サプリメントなどいくつかの方法があるが、やはり一般的なのは目薬。しかし、目薬をさしてもパソコン作業などでまばたきの回数が減るとすぐに目は乾燥してしまう。目が乾燥したと感じた時はこまめに目薬をさして状態を改善することが重要のようだ。