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カロリーだけ気にしても痩せない! ”過糖族”にならない血糖値コントロール食事法

 

「今年こそ痩せるぞ!」と決意しながらも、毎年目標を達成できず、何をやってもダイエットが上手くいかなくて落ち込んでいる人はいませんか? 実は、ダイエットはカロリーだけ気にしても上手くいかないことが最近の研究結果で分かってきました。

そこで今回は、サッポロビールが、栗原クリニック 東京・日本橋院長であり前慶応義塾大学特任教授の栗原 毅先生 監修のもと、全国の2060代男女1,000人を対象に行った「食習慣と糖に関する実態調査」の結果と、ダイエットを成功に導く血糖値コントロール食事法についてご紹介します。

カロリー摂取量を意識している人ほど、糖質の摂り過ぎ傾向に

全回答者の中で基準値(栗原医師の提唱する1日あたりの糖質摂取量の推奨値)を超えて糖質を摂取している人の割合は73.5%。それに対し、「カロリーの摂り過ぎに注意をしている」と回答した人の内、基準値を超えて糖質を摂取している人の割合は 83.0%と高い結果となりました。普段、カロリーを気にしている人ほど糖質を取り過ぎている=ダイエットを意識している割には糖質に目を向けられていない傾向が明らかになりました。

クイズ! どちらの方が多く糖質が含まれていると思いますか?

今回の調査で、糖質に関する認識がどれくらいなのか、以下の質問をしてみました。あなたはどちらの方が多く糖質が含まれていると思いますか?

1)シーザーサラダ vs 春雨サラダ

2)ロールケーキ1切れ vs (塩)せんべい2

では、答え合わせです。

1)シーザーサラダ vs 春雨サラダ

正解は春雨サラダ。正解率は34%でした。

2)ロールケーキ1切れ vs (塩)せんべい2

正解は(塩)せんべい2枚。正解率は14%でした。

どちらの質問も正解率が半数以下と、正答率の低さが目立ちました。

「春雨はイモや豆のデンプンから作られているため糖質が高い食べ物です。お米が原料となるせんべいも、糖質が高い食べ物なのです。このように一見糖質が低そうな食品にも、思わぬ落とし穴があります」(栗原医師)

カロリーに惑わされない、簡単血糖値コントロール食事法

今回の調査で、カロリーと糖質の違いを正しく理解している人が少ない事が明らかになりました。栗原医師も「糖質を少し気にしながらしっかり食べれば太らない」とアドバイスしていて、痩せたい人はカロリーよりもむしろ糖質の取り過ぎ=過糖族にならないよう気をつけた方が良いようです。

とは言っても、どの食品にどれくらい糖質が含まれているのかを把握するのはなかなか難しいのが現実。そこでここでは、食後に血糖値が上がりにくくする食べ方についてご紹介します。

1)食べる順番を見直す

血糖値が上がりにくくする方法として、食物繊維、蛋白質、糖質と食べる順番を工夫する懐石食べがお勧めです。具体的には、野菜→魚・肉→炭水化物の順に食べると良いです。炭水化物を空腹状態で食べると血糖値が上昇していますので、食べるなら最後に。

2GI値の低いものを覚える

最近よく耳にする“GI。これは、食後の血糖値の上昇スピードを数値化したものです。GI値が低い食品を食べた方が太りにくくなるということになります。全食品のGI値を覚えるのは大変ですので、低GI値の食品を覚えておき、食べるものを選べる時はそれを食べるようにします。お米で言えば白米よりも玄米、パンでは食パンよりも全粒粉小麦パンの方が低GI食品です。色が白いものよりも精製されていない茶色い状態の方が低GIだと覚えましょう。

また、野菜ではじゃがいもよりも山芋・サツマイモ、果物ではリンゴ・いちご・グレープフルーツ・パパイヤなどがお勧めです。

これまでカロリーは気にしていたけど糖質までは気が回らなかったという人も多いと思いますが、ダイエット・健康管理の面ではカロリーだけでなく糖質管理も大切なようです。少しずつ覚えて、太りにくい身体づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。

【参考】

食習慣と糖に関する実態調査サッポロビール

http://www.sapporobeer.jp/news_release/0000021083/pdf/20150518NBT.pdf

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