毎月1日は「あずきの日」!小さな粒に隠されたあずきパワーとは
4月1日と聞いて、まず思いつくのはエイプリルフール。でも、記念日を調べてみると、毎月1日は「あずきの日」でもあります。「古事記」の穀物起源神話にも書かれているほど古くから食べられていたあずきは、毎月1日と15日には小豆ご飯を食べる習慣もあったそうです。
そこで、今日は「あずきの日」にちなんで、あずきにまつわる情報をご紹介したいと思います。
■あずきは昔“薬”だった!?
「あずきの日」を制定したあずき製品を扱う井村屋グループのホームページによると、あずきは古代には薬として使用されていたとのこと。外皮に含まれる“サポニン”という成分には溶血作用があり、血栓を溶かす働きがあるそうです。また、中国最古の薬学書「神農本草経」にはあずきの煮汁が解毒剤をして用いられたという記述があります。昔は食べ物というよりも薬効のある食材として珍重されていたようです。
■あずきが効果を発揮する美容効果
あんこやお赤飯、お汁粉などで日本人になじみの深いあずき。あずきには、良質なたんぱく質、豊富なビタミン類、カリウム、リン、鉄分、食物繊維などの栄養素が含まれていて、
・むくみの予防・解消効果
・便秘の解消効果
・疲労回復効果
・ダイエット(肥満予防)
・美肌効果
・貧血・冷え性の改善
など、様々な美容効果があると言われています。
■老化防止にはぜひ和菓子を
アンチエイジングと言えばポリフェノールが有名ですが、あずきにもポリフェノールが含まれています。しかも、含有量は赤ワインよりもあずきの方が1.5~2倍も多く含まれていて、活性酸素を除去する抗酸化活性が高いことが研究結果で明らかになっています。
しかも、ポリフェノールは煮汁に多く溶け出し、あんこに加工してもポリフェノールは残ります。赤ワインをれば毎日飲むのは大変ですので、食後のおやつに和菓子を食べるのが良いかもしれません。
【参考】
※井村屋
※月刊「自然食ニュース」テキストデータ 2013-01(470号)