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できるビジネスマンは年賀状を送っている!?年賀状と年収の意外な関係

 

年末が近づき、大掃除と共に準備を進めなければいけないのが年賀状。年々デジタル化が進み年賀状を送らなくなった人も増えているようだが、今回ビジネスシーンでの年賀状にみる年収と出世の実態について興味深い結果が得られた。

今回は、トレンド総研が20代から50代までの会社員・男女500名を対象に行った「年賀状に関する調査」の調査結果をご紹介する。

部下・後輩からの年賀状に約7割は好印象

まず、年賀状を受け取る側の印象について調査した。「部下や後輩から年賀状を受け取った際に、どう思いますか?」と聞くと、「嬉しいと思う」が最も多く42%、次に「印象が良くなると思う」(26%)、「かわいくみえると思う」(11%)と続き、部下・後輩からの年賀状にポジティブな印象を受ける上司・先輩世代は多く、こうした好印象を受けるという人は69%と約7割だった。

年賀状にまつわるエピソードについて聞いたところ、

・「年配の先輩に今時珍しいと評価をもらった」(中堅・女性28歳)

・「若いのに送ってくるなんて感心すると褒められた」(若手・女性22歳)

など、若い世代が年賀状を送ることで好印象を与えた経験を持つ人がいることが判明した。

年賀状を送っている人は平均年収が140万円も高い!

次に、社内の人に年賀状を「送っている人」と「送っていない人」に分け、「年収」について比較したところ、年賀状を送っている人の平均年収は535 万円なのに対して、送っていない人では395 万円と140 万円もの差があった。

年代別にみると、20 代が33 万、30 代が137 万、40 代が108 万、特に50 代では215 万の差が見られた。あまり年収差が出にくい20 代のうちから差が出始め、ベテランになるとその差は200 万以上も開きがあることが判明。年賀状を送っている人の平均年収は、送っていない人のそれと比べて3.5 割増。年賀状を送る習慣のあるビジネスマンほど、年収が高い傾向にあることが明らかとなった。

年賀状を送っている人は3倍も出世が早い!?

年賀状の送付と役職の有無を見てみると、年賀状を送っている人のうち、役職に就いている人は40%なのに対し、年賀状を送っていない人のうち、役職に就いている人は13%。 その差はなんと3倍以上も。こちらも年代別に見てみると、20代から50代まで、各年代で同様の傾向が見られた。若手の20代でも、ベテランの50代でも、年賀状を出す人は年代や社会人歴にかかわらず出世していると言える。

こうした結果を受け、出世スピードと年賀状の関係について調べると、「自分は昇進・昇格のスピードが早いと思う」と答えた割合は、年賀状を送っている人では65%と半数以上なのに対し、送っていない人では35%と、年賀状を送っている人の方が出世が早い傾向であることが判明した。年賀状を社内コミュニケーションツールとして有効活用している人ほど、出世が早い傾向があると言えそうだ。

いかがだろうか。年賀状を送るマメさがあるから出世するのか、出世したから年賀状を送っているのかは定かではないが、年に一度の近況報告のよい機会なので、これまで送っていなかった人も未来の出世のために今年の年末は年賀状準備に励んでみてはいかがだろうか。

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