あなたの彼は大丈夫?遺伝だけじゃないAGAの原因が明らかに
「父親が薄毛だと自分も将来同じように薄毛に悩むことになるだろう」と不安に思っている男性が多いようです。最近では20~30代の若い男性でも薄毛に悩んでいるという話をよく耳にします。男性ホルモンの割合は遺伝的影響も受けますが、最近の研究では遺伝的要素だけではないことが明らかになってきました。
そこで今回は、先日リーブ21が産学共同で研究発表した「脱毛の簡易分類およびAGAに影響を及ぼす生活習慣の年代別傾向」の内容と、AGA危険度セルフチェックリストをご紹介します。
■男性型脱毛症(AGA)は生活習慣とストレスなどに起因
20 代~40 代のリーブ21男性会員 196人対象に調査が行われました。AGAの進行度から7つのレベルに簡易分類し、それに基づき、“軽症群”と“重症群”に分け、ストレスや運動、食生活といった生活習慣など29項目のアンケート調査を実施しました。
その結果、年代別に以下のような特徴が見られました。
(1)20代の特徴
軽症群は重症群より「趣味があり」「運動」している
軽症群は重症群より「ストレス」を感じやすい
(2)30代の特徴
重症群は軽症群より「趣味があり」「運動」している
(3)40代の特徴
重症群は軽症群より「趣味があり」「運動」している
以上のことから、生活習慣やストレスなどの環境的要因が、AGA の進行に関与している可能性が明らかになりました。
■AGA危険度セルフチェックリスト
AGAになるかならないかは、生まれつきの先天的な要因と、生まれてきてからの生活習慣などの影響による後天的なものがあります。AGAになるか
(1)ストレスが多い
(2)猫背である
(3)煙草を吸っている
(4)睡眠不足気味である
(5)野菜を食べない
(6)洗浄力の強いシャンプーを使っている
(7)フケが多い
(8)頭皮にかゆみがある
(9)細い毛が増えてきて、髪にハリがなくなった
(1)から(4)に該当する人は、血管が細くなり血行不良を起こしやすい状態です。血行不良になると頭に栄養が行き届かず毛髪が細くなり、脱毛の原因になります。
(5)は栄養バランスの崩れによるミネラル不足。ミネラルは育毛に関わる重要な栄養素です。
(6)は頭皮に刺激を与え負担がかかり、フケやかゆみの原因となります。
(7)から(9)のように頭皮・毛髪に何かしらの変化が現れているのは脱毛が始まるサインだと考えられます。
該当項目が5つ以上合った場合は、危険度がかなり高いです。4つ以下の人も注意をした方がよいレベルですので、自分でできるケアをするように心がけましょう。
AGAの人で生活習慣を見直しただけで状態が改善された事例もあるようです。彼氏が将来の自分の髪に不安を感じているようであれば、正しいヘアケアの方法とバランスの良い食事のアドバイスをしてあげましょう。