サイズだけで選ぶのNG!がっかりバストにならないブラの選び方とは
3月12日の“サイズの日”。サイズにまつわる悩みの一つとしてブラジャー選びを挙げる人もいるだろう。一度買ったブラジャーと同じサイズのものを買い続けて、何年も採寸していない人も多いのではないだろうか。
“サイズの日”を前に、下着メーカー『ワコール』がブラジャーの着用実態についての調査を実施。この調査で明らかになったブラのサイズと付け方に関する実態を今回は紹介する。
■からだに合ったブラジャーをつけていた人はわずか約1割!
関東・中部・近畿在住の20~40代女性109名に対して店頭での試着時に着用実態を調査。調査時にブラジャーを着用していた人(96名)の中で、ブラジャーがからだに合っているかどうかを以下の項目に沿ってチェックした。
(1) カップ上辺がバストにくいこんでいない
(2) カップ上辺がパカパカ浮いていない
(3) 前中心が浮いていない
(4) バストが正円を描いている
(5) ずるっとブラジャーがずれ上がってこない
(6) ストラップが落ちてこない
(7) 背中に段差が出ていない
(8) ワイヤーとバージスライン(バストの輪郭)が合っている
結果、自分のからだに合ったブラジャーを着用していたのはたった9.4%だった。着用実態として、(2)の「カップの上辺がパカパカ浮いている」、(4)の「バストが正円を描いていない」、(8)の「ワイヤーとバージスライン(バストの輪郭)が合っていない」などの状態が多いことが判明した。
■サイズは合っていてもからだに合っていない人は7割強!
ブラジャーのサイズが合っていた人は、46.9%。そのサイズが合っていた人に対し、前述のブラジャーがからだに合っているかどうかをチェックした結果、からだに合っていないブラジャーをつけていた人が73.3%にものぼった。その要因として多かったのは、「バストが正円を描いていない」(45.5%)、「カップ上辺がパカパカ浮いている」(36.4%)、「ストラップが落ちてくる」(30.3%)。サイズだけでブラジャーを選び、からだに合ったブラジャーをつけていないことが明らかとなった。
■ブラジャーのつけ方が間違っている人は約9割!
ブラジャーを正しいつけ方で着用しているかどうかをチェックする際には、3つのポイントがある。
(1) 正しいつけ位置になっている(ワイヤーがバージスラインに合っている)
(2) バックベルトが床と並行になっている
(3) ストラップの長さが適切である
上記の3つ中で1つでも該当しないポイントがある、つまり、つけ方が間違っている人が85.4%もいることが判明。最も多かったのは、(3)の「ストラップの長さが適切でない」(75.0%)、次に(1)の「正しいつけ位置になっていない」(49.0%)だった。多くの人が、ブラジャーの正しいつけ方を実践していないことが判明した。
自分のからだに合ったブラジャーを着用していても、正しいつけ方で着用できていなければ、キレイなバストシルエットが作れなかったり、バストの位置が下がり老けた印象を持たれたりする可能性がある。着用する際は、正しいつけ方でバストラインに自信を持ちたいものだ。
【参考】
見た目の印象に関する意識調査 – ワコール