派遣女子もアベノミクス効果を実感？ 実際に給料が上がった人は28％いる事が判明

 

日本経済の課題を克服するため、第2次安部内閣が掲げた経済政策の通称“アベノミクス”。テレビインタビューなどでは、一般市民にはあまり実感が湧いていないような印象も受けるが、実際のところはどうなのだろうか。

そこで、今回は、求人情報サイト『はたらこねっと』が派遣登録しているユーザー886名を対象に行った「お給料について」の調査結果を紹介する。

■現在のお給料に「満足している」と答えた人は43％

はじめに、「現在のお給料に満足していますか？」と質問したところ、「満足している」「まあまあ満足している」と回答したのが全体の43％、「あまり満足していない」「満足していない」が57％と、今のお給料に満足していない方が多いという結果となった。

しかし、2013年11月に行なった同様のアンケート結果と比較すると、「満足している」「まあまあ満足している」が前回から5％増えており、満足度が高まっていることが判明した。

■実際にお給料がアップ（昇給）した人は28％

「現在就業中の会社でお給料がアップしたことがありますか？」という問いに対して、「変わっていない」と回答した人が65％と最も多いものの、「アップした」という回答が28％となり、2013年11月調査分の18％と比較して10％アップしていることが判明。

「ダウンした」という回答も前回から3％減少しており、アベノミクス効果における景気回復の影響が、お給料に表れたと言えるのかもしれない。

■お給料アップの秘訣は「積極的な仕事ぶりアピール」や「スキルアップ」

最後に、「お給料アップのために、取り組んだことや、働きかけたことはありますか？」と聞いたところ、77％の人が「積極的に仕事に取り組むようにした」や「今の職場でスキルアップをして仕事の幅を広げた」などの取り組みをしている事が分かった。

アベノミクス効果で給料が上がった業界の人もいるようだが、全ての人が恩恵を受けているわけではなく、昇給したい人は影ながら努力をしていることも明らかとなった。

誰もが日本の景気回復を願っているが、一筋縄にはいかないだろう。昇給を望むなら、経済政策の成功も願いつつ、給料は上がるものではなく“上げるもの”と捉え、スキルアップなど地道な努力も続けよう。