意外に知らない? サプリメントの基本と落とし穴とは
食事はバランス良く……と思っていても、毎日忙しいとつい“おにぎりだけ”“サンドイッチだけ”など偏食になりますよね。そんなご時世、足りない栄養を補助するためにサプリメントは重宝され、「毎日飲んでいます!」なんて人も多いのではないでしょうか。ある調査では、20代以上のほとんどはサプリメントを摂っているという結果も出て、毎日10種類以上飲んでいるという人も珍しくありません。
しかし、サプリメントを過剰評価していませんか? 今回は、サプリメントの“基本のキ”をご紹介します。
■まず摂るべきはビタミンとミネラル
サプリメントはやみくもに飲んでも効果が期待できません。体の基本的な代謝システムがきちんと機能していないと、いくらいろんな種類のサプリメントを飲んでも意味無しです。
基本的な代謝システムに関わっているのはビタミン。ビタミンがなければ代謝は行われず、人は生きていけません。つまり、栄養補助としてサプリを飲むなら最優先させるべきはビタミン、その次がミネラルです。この2つの必要量が満たされている健康な体でなければ、他のサプリメントの効果はあまり期待できないのです。
■サプリメントの落とし穴
商品の裏側にある内容量の表記。みなさんはきちんとチェックしていますか?
例えば、グルコサミンの粒タイプの商品の場合。内容量は“1粒250mg、120粒”などと表示され、多くの人が1粒で250mgが摂取できると思っていると思います。しかし、内容(有効)成分の含有量をよく見ると、“4粒で100mgの成分が摂れます”と書かれていたりします。と言うことは、1粒には25mgしか有効成分は含まれていないと言うこと。あとの重量は、有効成分以外の原材料やサプリメントを粒状にするために必要な添加物などです。
内容量=有効成分量ではないということを覚えておいてくださいね。
■サプリメントはあくまで「栄養補助食品」
栄養補助しているからと言って食生活がめちゃくちゃでもOK! と言うわけではありません。サプリメントはあくまで食事の一部です。きちんと食事を食べて本来持っている消化機能を使ってこそ、サプリメントの効果も得られるというもの。
逆に、食事も気を使っていて、かつサプリメントも摂取しているという人はちょっとやり過ぎの可能性も。サプリメントは薬ではないので飲み過ぎて害になることはありませんが、何事にもバランス感覚が大切です。
前述のように、サプリメントは食事の一部。食前より食後に飲む方がお勧めです。体の内側から綺麗になりたい人は上手にサプリメントとお付き合いしてくださいね。