3月27日は「さくらの日」!バラに負けない桜の花の美容効果とは
先日、東京都心でソメイヨシノが開花しましたね。今年は平年よりも少し早い開花だったようです。みなさんは3月27日が「さくらの日」だということをご存知ですか? さくらと“3(さ)×9(く)=27”の語呂合わせと、七十二候の一つ「桜始開(さくらはじめてひらく)」が重なる時期であることから、1992年に日本さくらの会が制定した記念日です。日本の歴史や風土と深くかかわってきたさくらを通じて、自然や文化について関心を深めて欲しいという願いが込められているそうです。
そんな桜の花にもバラに負けないくらいの美容効果があります。今回は、桜の花エキスについてご紹介します。
■桜の花エキスとは?
桜の花エキスは、その名の通り桜の花びらから抽出するエキスのこと。桜の花は散るのが早く、エキスの抽出などが量産できずに化粧品や健康食品の成分として利用するのが難しかったようですが、最近は研究が進み、少しずつ商品が増えているようです。
桜の花エキスの美容健康効果として、
・糖化を防ぐ効果
・動脈硬化を予防する効果
・美肌効果
・美白効果
・炎症を抑える効果
などがあると言われています。
■桜の花エキスが持つすごい抗糖化力
桜の花エキスの美容効果として最も注目なのは、老化の原因である“糖化”を防ぐことができることです。
“酸化”が老化の原因であることはよく知られていますが、最近の研究で“糖化”も影響していることが分かってきました。糖化とは、たんぱく質と糖が結合し、AGEs(エージーイー)と呼ばれる老化促進物質を作り出す現象のこと。炊きたての白いご飯が時間の経過と共に黄ばみ固くなる現象と同じようなことが体内でも起きているイメージです。
糖化が促進されることで老化促進物質であるAGEsが大量に発生し、たんぱく質が変性(劣化)していきます。AGEsは20代から60代までに約3倍に増えて、一度できると分解されにくい物質。血液中の糖濃度が高ければ高いほど糖化は促進されてしまうと言われています。
■コラーゲンの産生も促してくれる!
また、桜の花エキスにはお肌のハリや弾力を保つのに必要なコラーゲンの産生も促進する働きがあります。コラーゲンの産生は加齢と共に減少し、20代に比べ60代で約75%にまで減少すると言われています。コラーゲン量の減少は肌のしわやたるみの原因にもなるため、エイジングが気になる人にとって桜の花エキスは注目すべき成分です。
桜の花の香りには食欲を増進させる効果や咳を止める効果もあると言われています。観てもよし、香りもよし、お肌につけてもよし、と女性には嬉しい桜の花。これから桜の花エキス配合の商品も増えてくると思うので、みなさんもぜひ注目してみてくださいね。
※ わかさの秘密 – http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/sakura-extract/#p03