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寝つきが悪くてついつい寝酒…の思わぬ落とし穴とは

 

寝つきが悪くて、お酒の力を借りないと眠れない……という人はいませんか? 2014年に世界的な製薬会社のMSD株式会社が行った調査によると、日本人の4人に1人は不眠の疑いがあるそうで、寝酒(ナイトキャップ)を習慣にしている人も多いかもしれません。

しかし、毎日就寝前にお酒を飲む習慣は必ずしも良い事ばかりとは言えません。そこで、今回はナイトキャップを効果的に取り入れるポイントと、寝つきが悪い時に摂取した方が良いものについてご紹介します。

就寝前の寝酒、「ナイトキャップ」の秘密

ナイトキャップは寝る前に飲むお酒のことで、欧米では寝つきを良くするために嗜む文化があります。香り豊かでほのかに甘みを持ったお酒が飲まれることが多いようです。

ちなみに、アルコールには眠りに導く就寝作用はありますが、長時間ぐっすり眠れるなどの効果はありません。ですので、不眠症などの睡眠障害をお酒の力で解決しようとするのは間違いです。お酒を飲んでも眠れないからとお酒の量を増やしたり、アルコール度数の高いお酒を飲んだりするのはアルコール依存症へのまっしぐら……なんてこともあるので、注意が必要です。

「ナイトキャップ」効果を最大限引き出すには

アルコールは血液の循環を良くする働きがあり自律神経を鎮静化させ整えてくれもくれます。寝る前はできるだけ体を温めた方が良いので、冷えたビールなチュウハイはナイトキャップにはふさわしくありません。就寝前に飲むならブランデーやウイスキーのお湯割り、温めた梅酒などが良いでしょう。

さらに、毎日同じお酒を同じだけ飲むのが理想です。これに慣れると、お酒の香りを嗅いだだけで眠くなってくると言われています。そうなれば、本当にお酒を口にする必要がなく、胃腸への負担も軽減できるので、なるべくならこのように楽しみたいものです。

ビタミン補給が寝つきの悪さを改善

病院に行くほどではないけど、ちょっと寝つきが悪いな……と感じたら、お酒ではなく、まずはビタミン剤の摂取をしてみてください。ビタミンB5B6はイライラや手足のだるさを解消する効果があり、ビタミンB12には自律神経を整える効果があります。ビタミンB群を摂取することで不眠が解消される場合もありますので、まずは試してみてください。

お酒はストレス解消の一助にもなりますが、何事も度が過ぎると返って体に悪影響を及ぼすこともあります。寝つきが悪い原因がストレスだと感じる人は、上手にストレス発散する方法を見つけ、まずはビタミンたっぷりの食事を摂ることから始めてみましょう。

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