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ゲッ!洗ったら縮んじゃった・・・プロ直伝!ニットの正しい洗濯方法

 

210日は「ニッ(2)ト(10)の日」。理由は見ての通り単純な語呂合わせです。神奈川県の編み物教室や編み物学校で組織している横浜手作りニット友の会が1988(昭和63)年に制定し、1994(平成6)年には、日本ニット工業組合連合会が全国的な記念日として制定したそうです。

ニットってお手入れが大変ですよね。お気に入りのニットに限って洗濯したら縮んでしまったり、衣替えの時に虫に食われていたり……。 そこで、今回はニューヨーク生まれのファブリックケアブランド『the Laundress(ザ・ランドレス)』ルミネ新宿店店長の下岡さんにニットの正しい洗濯方法・保管方法について教えていただきました。

 

ニットを洗って縮んじゃった!その原因とは?

「織物の布と違い、ニットは編み糸が直線ではなく沢山の輪になっています。柔らかく伸縮性に富んだ風合いが大きな魅力ですが、糸の隙間が多いので型くずれの悩みがつきものですよね。ウールやカシミアは、表面がスケールというキューティクルのようなもので覆われていて、これが濡れた状態で摩擦が起こると開いて引っかかり、縮みになって現れるのです。」(下岡さん)

縮まず型崩れしないニットの洗濯方法 

「多くの素材は、濡れている時が一番ダメージを受けやすいと言われています。素材に合った洗剤を使って、できるだけ捻ったりもんだりせずにつけおき洗いをするのがオススメ。通常の着用汚れならつけおきでも充分きれいになりますよ。特に気になる汚れがあるところには、先に部分汚れ用洗剤や濃いめの洗剤水をつけておくと無理なくきれいにできます。

中表にして洗濯ネットに入れて洗ったり、洗濯機ではなくバスタオルで巻いて脱水したりすることで失敗はかなり防げます。」(下岡さん)

普段のニットはハンガーにかけちゃダメ!? 

「伸縮性豊かなニットは、ハンガーで吊るすと自重で徐々に伸びて型くずれしてしまいます。特に厚手のものなどはできればオンシーズンでも畳んで、通気性の良いところにしまいましょう。オフシーズンには洗ってしっかり乾かしてから、コットンや不織布の袋に入れるのも◎。

気になる畳みジワは、着用前にアイロンの浮かしスチームをあてるか蒸気のあるバスルームに吊るすと解消でき、またふっくらした風合いを楽しめます!」(下岡さん)

お気に入りのニットが縮んじゃって(伸びちゃって)ガッカリ……なんてことにならないように、ご自宅でもプロの技を取り入れて、洗濯・保管方法を見直してみてはいかがでしょうか。

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