食欲不振は不眠を招く!?食欲と睡眠の関係が明らかに
寒い朝、なかなか布団から離れることができずぬくぬくと布団の中で過ごしたり、なんとなく体にだるさが残ってダラダラと過ごしてしまうことはないだろうか。寝起きが悪かったり、朝、食欲がなかったりする人は自律神経が乱れている=プチ不調の場合も考えられる。
そこで、今回は健康情報サイト『ルナルナ』を運営しているエムティーアイが2,310名を対象に行った「朝の過ごし方と“プチ不調”の関係について」の調査結果についてご紹介する。
■朝食をとらない理由は、自律神経の乱れ!?
まず、「朝食を食べますか」という質問に対して朝食を「ほとんど食べない」「食べない」と回答した人に、「朝食を食べない理由を教えてください」と聞いてみたところ、「時間がない」(36.6%)という回答が最も多く、次いで「食欲がない」(30.0%)だった。
「食欲がない」や「朝食をとると胃が重い」(7.2%)という人は、自律神経が乱れている可能性があり要注意だ。健康であれば空腹を感じて目が覚めるが、起床時に食欲がない場合は“深夜の暴飲暴食”もしくは“夜更かし”などの理由が考えられる。夜の間に胃腸の消化活動が間に合わないと、朝の食欲不振や胃が重いなどの症状を引き起こしがちになる。こうした自覚症状がある場合は、夜の過ごし方を変えてみよう。食事や就寝時間を見直してみると、快適に朝を迎えられるかもしれない。
■自律神経の乱れが“プチ不調”の原因!症状はさまざま
次に「自律神経の乱れによる“プチ不調”のうち当てはまるものを教えてください」と聞いてみたところ、 1位が「疲れやすい」で78.7%、2位が「朝が苦手」(55.7%)、3位が「睡眠に不満を感じている」(55.3%)だった。ここで上位に睡眠に関わる回答があげられており、睡眠と自律神経には深いかかわりがあると言えそうだ。
偏った食生活や運動不足、夜更かし、ストレスなどで生活習慣が乱れると、交感神経と副交感神経の切り替えがうまく行われず、自律神経のバランスが崩れてしまい、疲れやすい、眠れない、朝起きることができない…などの睡眠に関する症状が起こることがある。
睡眠時は、副交感神経が優位に働き、体はリラックスしているが、消化器官は活発に動いてしっかり消化吸収を行い、カラダを修復している。寝つきが悪い、眠りが浅いなど睡眠に関する悩みがある人は寝具や室内照明など睡眠環境を見直し、快眠できるよう努力することをお勧めする。
慢性的なプチ不調は、普段の生活ではついつい見過ごしがちだが、放っておくと病気や睡眠障害など、大きなトラブルを招くことも少なくない。「いつものことだから」「たいしたことないから」と“プチ不調”放っておかず、自律神経のバランスを崩さないように規則正しい生活を送ることを心がけよう。
【参考】
※朝の過ごし方と“プチ不調”の関係について – エムティーアイ