あなたは大丈夫?ドライアイチェック&超簡単セルフケア法
気温と湿度が低下し、乾燥が気になる冬。仕事などで長時間パソコンに向かっている影響もあり、目が乾く、目が疲れやすいと感じている人も多いのではないだろうか。
『ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao』が「ストレスと乾燥に関する意識調査」を全国の女性1万人(20~50 代)を対象に行ったところ、目の乾きを感じる人は71.3%と各部位共に半数以上の人が乾燥を感じていることが判明した。
そこで今回は、『ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao』が公開したドライアイの原因とセルフケアについてご紹介する。
■あなたは大丈夫?ドライアイセルフチェックリスト
まずは、下記の自己診断表でチェックしてみよう。
□ 目が疲れやすい
□ 目やにが出る
□ 理由もなく涙が出る
□ 目がかゆい
□ 目が赤くなりやすい
□ 目が乾いた感じがする
□ 目が痛い
□ 目がゴロゴロする
□ 物がかすんで見える
□ 目が重たい感じがする
□ なんとなく目に不快感がある
□ 光をまぶしく感じやすい
上記項目の中で、5つ以上あてはまるとドライアイの可能性が高いそうだ。
■現代人を悩ますドライアイの対策法とは?
最近、涙の分泌量が減ったり、涙の成分が変化することで目が乾いてしまったりするドライアイに悩む人が増えている。そこで、今回は眼科医の後藤英樹先生に、現代人を悩ますドライアイの対策法を伺った。
「ある調査によるとドライアイに悩む方は2,200万人いるといわれ、1995年の約3倍近くにものぼります。以前は加齢がその原因でしたが(*1)、最近ではパソコン・スマートフォンの使用など、目に負担がかかる生活があげられます。年齢や性別を問わず、むしろ若い世代にも多く見られるのが特徴です。さらに、コンタクトレンズの使用や一年中エアコンを使用して乾燥しやすいオフィスや住環境、ストレスや不規則な生活もドライアイを引き起こす可能性があります。この新しい生活習慣に関わるドライアイは、“現代型ドライアイ”」と言えます。目の疲れがなかなか抜けない眼精疲労も同時に起こることが多く、目の休息やリフレッシュをすることが重要です。また、大切なのはセルフケア。目もとを温めるなどのちょっとした工夫と習慣で、ある程度予防したり症状を和らげたりすることができます」 (*1)歳をとることで涙の分泌量が減るといわれており、涙の分泌は女性ホルモンに関連することからドライアイは女性ホルモンが減少してくる40~50代以上の女性に多くみられた。
■超簡単!ドライアイのセルフケア方法
ドライアイは、目元を温めることが効果的であることが分かっている。目のまわりの血めぐりがよくなり、乾燥や眼精疲労を解消するだけではなく、リラックス効果も期待できる。
(1) 約40度の蒸しタオルで10分程度温める
(2) パソコンやテレビの画面の位置は目線よりも下にする
(3) 遠近ピント合わせストレッチ (①遠くを見る、②近くを見る、を5~10回繰り返す。遠近それぞれの位置にピントを合わせて数秒キープする)
ドライスキンもドライアイも日々のちょっとした心掛けで症状を緩和することができる。すべすべ肌・うるうる瞳を手に入れるためにも毎日の努力を欠かさず頑張ってみてはいかがだろうか。