便秘女子は食事を楽しめない!? 秋の味覚を楽しむための秘訣とは
食欲の秋は何を食べても美味しいと感じられ食欲旺盛になる季節です。しかし、便秘気味だと食欲が湧かず食欲不振になり、秋の味覚を堪能しきれないこともあるかと思います。
そこで今回は、「ブランでスッキリ!」委員会が実施したアンケート結果を参考に、秋の便秘事情と秋の味覚を楽しむための方法をご紹介します。
■秋に便秘で悩む女性は食べ物を美味しく感じない傾向が
首都圏在住の20代から50代の女性を対象に秋の女性の悩みに関する調査を実施しましたところ、秋に便秘で悩む女性は約3割いることが判明。さらに、そのうち約4割は食べ物を美味しく感じない傾向にあり、その数は便秘の悩みのない女性の約2倍にも及びました。また、約6割の女性が、夏から秋の季節の変わり目に食べ過ぎによって胃腸の不調を感じていることも明らかになりました。
■秋は腸内環境を乱しやすい季節
同委員会の委員を務める小林メディカルクリニック東京院長小林暁子医師によると、
「夏から秋は、寒暖差が激しく自律神経が乱れやすい時期です。腸の働きは自律神経によって司られるため、蠕動(ぜんどう)運動が低下し、腸内に老廃物が長く留まることで便秘を引き起こしやすくなります。
また、夏場に冷たい物の取り過ぎで酷使した腸は大変疲れた状態です。秋になると食べ物がおいしいことから、つい食べ過ぎてしまうことも腸に大きな負担をかけ腸内環境を乱す要因になってしまうのです」とのこと。
夏から秋への季節の変わり目は、“寒暖差・夏の腸の疲れ・食べ過ぎ”のトリプルパンチで、便秘になりやすい傾向があるようです。
■“幸せ物質”セロトニンを増やして秋の味覚を楽しもう!
前出の小林医師は
「腸では精神安定などに働く神経伝達物質で“幸せ物質”と呼ばれるセロトニンが生成されるため、腸内環境が整ってお腹がスッキリすると心もスッキリし、秋の味覚も楽しむことができると考えます」ともアドバイスしています。
ここでは、食事や運動の面からセロトニンを増やす方法についてご紹介します。
(1)ウォーキングをする
ウォーキングのような一定の速度で行う運動を15分程度行なうとセロトニンが活性化します。単調なリズム運動であればOKですので、「ウォーキングが大変」と感じるならステップ運動やフラダンスなどに挑戦してみてください。
(2)食事の際、しっかりと咀嚼する
“噛む”という行為も前述のリズム運動の一つ。ガムを噛むことでも同じような効果が期待できます。
(3)ナッツ類を食べる
セロトニン分泌にはアミノ酸の一種であるトリプトファンとビタミンB6が必要です。アーモンドやピスタチオなどのナッツ類は両方の成分が豊富に含まれているので、おすすめです。
今回は秋の便秘と、秋の味覚を楽しむためのセロトニン分泌食材についてご紹介しました。セロトニンはストレスケアにも欠かせないホルモンなので、今回のアドバイスを上手に取り入れて、身体の内側から綺麗になれるよう頑張りましょう!