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脇汗バレたら恥ずかしい!絶対知っておきたい”汗対策”あれこれ

 

汗をかく季節になるとアトピー性皮膚炎の症状が悪化したり、アトピー性皮膚炎以外の症状が併発したりしてクリニックへ足を運ぶ人が増えると言います。

汗は皮膚への刺激を与えるだけではなく、見た目的にもがっかりポイントになりますので、汗対策はしっかりしておきたいですよね。そこで今回は、汗についての基礎知識と汗対策についてご紹介します。

そもそもなぜ汗をかくの?

汗は人間の体温調整には欠かせない役割です。また、体内の老廃物を排出する役割もあります。老廃物は通常、皮膚刺激につながることはありませんが、皮膚が弱い敏感肌の人、湿疹のある人にとっては刺激になることもあります。

その点で、汗をかくことはアトピーにとってネガティブだという説がありましたが、最近では汗をかく量が少ないのも体の調整機能が正常に機能していないことになり、汗をかく機能が低下していると、老廃物が排出されづらく症状が悪化すると考えられています。

汗は実は無臭です

夏になるとなんとなく「私、汗臭い?」と感じることってありませんか?電車の中で加齢臭を感じると「私、大丈夫かな」と心配になることも。

よく汗臭いと言いますが、汗自体は実は無臭です。人間の体にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺という2種類の汗腺がありますが、体のいたるところにエクリン汗腺が分布していて、このエクリン汗腺からでる汗はほとんどがお水のため臭いがありません。

では、なぜ汗臭いと感じるのかと言うと、かいた汗が皮脂と混ざって、皮脂に残っていることが原因で細菌が繁殖し、それが分解されることで臭いが発生します。脇下は皮膚が重なっているので蒸れやすく細菌が繁殖しやすい=臭いが発生しやすい、ということになります。

脇下を押さえるだけで汗が引く裏技

顔をはじめとした上半身の汗を抑えるために、わきの下や鎖骨のやや下あたりを10分ほどギュッと圧迫する方法があります。これは京都の舞妓さんなども実践しているらしく、胸元にバンドを巻きつけたり、きつめのブラジャーをつけたりする方法でも同じような効果があります。

汗をかいた後の対策は

汗をたくさんかいた後、そのまま放置しておくとアトピー性皮膚炎の症状が悪化することがあります。基本的なことですが、汗をかいたらウェットティッシュで汗を拭き取ったりシャワーで汗を流したりしてお肌表面を綺麗にし、着替えることが大切です。シャワーを浴びる時、熱いお湯を体にかけてしまうとお肌が乾燥しやすいですので、38℃程度のお湯にしましょう。

前述しましたが、汗をかくのは体温調整という体の大切な働きの一つです。エアコンなどの影響で汗をかきにくい人が増えたと言われていますが、健康を害する場合もありますので気を付けてくださいね。

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