アトピーの黒ずみを解決!代謝アップ&代謝正常化のポイント
アトピー性皮膚炎の症状で、悩みのトップに挙げられるのはかゆみと黒ずみではないでしょうか。「ステロイドを使っていると皮膚が黒くなる」という説もあるようですが、実際はどうなのでしょうか。
そこで今回は、アトピーの黒ずみを解決するための代謝アップ&代謝正常化についてご説明します。
■黒ずみとステロイド使用は実は無関係!?
アトピーの症状を緩和するために処方されるステロイド。ブログなどの記事を読んでいると「脱ステロイド」の記事があり、ステロイドの使用を控えた方が良いような記事も見かけますが、ステロイド剤自体は黒ずみの原因ではありません。ステロイドの副作用に黒ずみや色素沈着はありません。
ステロイドは症状緩和のためのお薬で、使用しているだけで完治するというものではありません。依存的になるとステロイドを止めるのが難しくなってしまうので、ステロイドを処方された際は、使用量、使用回数、止める時期などは必ず医師の指示に従ってください。
■色素沈着のメカニズムを知ろう
アトピーの色素沈着が起きるメカニズムは、実は火傷跡やニキビ跡が黒ずむのと同じ仕組み。日焼けによるシミも実は同じ。皮膚に何かしらの刺激・ダメージが与えられるとその分が炎症。その時に“サイトカイン”という物質を作り出すのですが、その“サイトカイン”はメラノサイト(色素細胞)のスイッチを入れる働きをしてしまい、その結果メラニン色素が生成。
ただ、アトピー性皮膚炎の場合は、他の黒ずみよりも回復が遅いのが特徴。通常、メラニン色素は時間が経てば皮膚の細胞のターンオーバーによってはがれおちて行くのですが、アトピー性皮膚炎の方の場合、そのターンオーバーのサイクルが長かったり、正しく行われないことがあり、メラニン色素が溜まってしまう=いつまでも黒いままになることがあるのです。
■代謝アップに効果的なのは各種ビタミン
最近注目されているのは、ビタミンC誘導体です。このビタミンC誘導体を含んだ美容液は、表皮の内側にある組織に働きかけ、新陳代謝を活性化してくれる働きが見込まれています。
他にもレチノール(ビタミンA)という成分も注目。ビタミンの働きでお肌の再生をサポートしてくれます。
ビタミンを含む食事を積極的に摂ることも大切ですが、食事に含まれる栄養素は身体にとって必要な部分に運ばれるため、お肌に届く量はごくわずかです。ですので、スキンケアで上手にビタミンとお付き合いするのがお勧め。症状がひどい方が、お医者様に相談しながら、ぜひトライしてみてくださいね。