アトピー自体がストレスに!?アトピーにおけるストレスとの上手な付き合い方
お肌が荒れている時は人前に出るのを避けたい気持ちになり、テンションやモチベーションもなかなか上がらないもの。でも、できることならそんな憂鬱な気持ちからは脱出して、毎日楽しく過ごせたらいいですよね。今回は、お肌トラブルとストレスの関係性についてお話ししたいと思います。
■ストレスを解放し、お肌トラブルも解放しよう!
かゆくなったり、お肌が荒れたりする理由に“ストレス”が関係していることはご存知ですか?言い換えれば、気持ちの切り替えが上手にできるようになるとお肌トラブルの回復も早くなる可能性があります。
アトピー治療の権威、藤澤皮膚科院長の藤澤重樹先生が出版されている『アトピー治療革命』(永岡書店)によれば、
症状が悪化した時には、個々の状況に応じていろいろな対応が考えられますが、ある程度は耐えて乗り切るしかありません。激しいかゆみが続き、眠れない夜が続き、そして不安定な精神状態が続きます。症状がいったん治まったと思っても、半年後や1年後、あるいは2年後など、季節が変わるたびに悪化することがあります。そんな時は、やはり気分が沈んでしまいます。それでも、ただひとつ有効な手段をあげるとするなら「アトピー性皮膚炎は必ず治るんだ」という強い自己暗示でしょう。あるいは「アトピーフリーの健康な生活を取り戻すんだ」でもOKです。要するに、なるべくアトピーのことは忘れて、普段の日常生活を送ることが、再悪化をうまく乗り切るコツなのです。
(青字部分は著書内から引用)
お肌が荒れている時、気持ちが落ち込みやすいと思いますが、自分自身が「治るんだ!」と思い続けることが、体の持つ免疫力に働きかけて、治癒力を高めてくれると言えます。
■「●●しなくてはいけない」という考え方を止める
「●●しなくてはいけない」と決めつけてしまうと、それ自体がストレスになります。例えば、ダイエットしたい人が「肉を食べちゃいけない」と考えると、意に反して肉のことばかり考えてしまうのと同じことです。
制限を設ける、条件を付ける、禁止する・・・こういった無理な我慢はかえって逆効果。得た知識を取り入れたければ「●●してみたらいいかも♪」くらいの軽い気持ちで取り組んでみてください。(この記事もしかりです!)
■お肌トラブルのことばかりを気にしない
前述の「●●しなくてはいけない」に通ずるものがありますが、お肌トラブルがある時にそのトラブルのことばかり気にするのは止めましょう。「お肌が荒れているからうまくいかない」と考えてしまう人もいるようですが、本当にそうでしょうか?
「うまくいかない」と決めつけずに自分自身の体調と上手に向き合いながら、自分のやってみたいこと、実現したいことに挑戦してみてください。新しい発見があると思います。
緊張(ストレス)状態が続くと血流が悪くなり、アトピーに限らず体調が悪くなるものです。自然治癒力を高めるためには、「ストレス」や「自分」と上手に向き合うことが鍵となりますので、まずはゆったりと自分を向き合う時間を持つようにしてみてはいかがでしょうか。