大人のアトピーで悩む人必見!アトピーを悪化させない体の洗い方
大人になってからアトピー性皮膚炎になった方は、先天的な原因ではなく後天的な原因があることがほとんどです。正しいスキンケア・ボディケアができていなかったことが原因になっている場合もあります。これからはアトピー肌をいたわりながら症状を悪化させないようにしたいですよね。
そこで今回は、アトピーを悪化させない体の洗い方をご紹介します。
■洗いすぎに注意!
「一日の汚れはその日のうちに綺麗にしたい」と、毎日お風呂に入っていると思いますが、アトピー肌はお肌のバリア機能が低下しているので身体の洗い過ぎには要注意。弱っているお肌はちょっとした刺激にも敏感になっていますので、ゴシゴシ洗いは禁物です。
泡立ち重視の方はナイロン製のボディタオルなどを使っている人もいるようですが、ナイロン部分が直接お肌に触れるのはあまりよくありません。ナイロンタオルはあくまで泡を立てるグッズとして取り入れて、出来上がった泡を手に取って、手のひらで優しくなでるように洗いましょう。
また、体の汚れはお湯で流すだけでも落とすことができますので、お肌の状態があまり良くない時は無理に泡で体を洗う必要はありません。アウトドアに出かけたなどどうしても石けんを使わないとダメという時以外は石けんを使うのは週に一度程度でも構いません。
■ボディソープよりは石けんを使いましょう
「泡立ちがよくしっかり洗えた感じがする」、「洗い上がりがしっとりする」という理由からボディソープを使用している人も多いと思いますが、ボディソープには界面活性剤が多く含まれているものがあります。界面活性剤は汚れを落とす洗浄作用があるため、ボディソープには欠かせない成分ではありますが、アトピー肌の方にとっては界面活性剤の影響で症状が緩和しないということもあります。
「界面活性剤はすべてお肌に悪い」というわけではないのですが、症状の悪化を避けるためにはボディソープは使わず、石けんをしっかり泡立て、その泡で優しく体を洗うのがお勧めです。
■すすぎはきっちり。でも熱いお湯はNG
たっぷりの泡で洗うのは良いのですが、すすぎ残しがあってはダメです。すすぎのシャワーは念入りに行いましょう。背中・わきの下・膝の裏・首筋・耳の裏などに泡が残りやすいので特に気をつけてください。
シャワーの湯温は「ややぬるいかな」と感じる40度以下に。熱いお湯はお肌のうるおい成分を流して、乾燥を促進させてしまいます。また、「しっかりすすぎたい」と勢いよくシャワーをお肌に当てるのもNG。強くシャワーを当てると水分を含んで柔らかくなったお肌に刺激を与えてしまうことになります。
お肌が弱っている時は、なるべく刺激を与えないよう細心の注意が必要です。お風呂上がりはお肌表面から水分が蒸発吸いやすい状態ですので、バスルームから出たらなるべく早くクリームなどで保護するようにしましょう。