アトピーは遺伝する?アトピーが遺伝する確率は●%
アトピー性皮膚炎に悩んでいる方であれば、「私の子どももアトピーになってしまうのでは?」「子どももアトピーになってしまったらどうしよう」と不安に感じている人もいるかと思います。このような考えがふと頭をよぎるのはとても自然なこと。
今回は、アトピー性皮膚炎と遺伝の関係についてお話したいと思います。
■アトピーが遺伝する確率は?
アトピー性皮膚炎はアレルギーの病気の一種です。両親のどちらかがアレルギー持ちだと子どもも同じアレルギーになるケースがありますが、確率としては、両親ともにアレルギーの場合約50%、一方がアレルギーの場合約30%、アレルギーのない場合は約10%という研究報告があります。ということは、アレルギーを持つ親の子どもはアレルギーになる可能性が高いということになりますが、100%遺伝するというわけではありません。
アトピーが遺伝によるものなら、ご自身のおじいちゃんやおばあちゃんでアトピーの人がいて、先祖代々…なんてことになります。でも、実際はそんなことばかりではありませんよね?実際は生活環境の変化による突然変異とも言えます。
■現代人は活性酸素に悩まされている!
アトピー性皮膚炎の症状が起こる原因は様々挙げられていますが、最近では「活性酸素」も注目されています。「活性酸素」は体を守るために体内で日々作られています。呼吸によって取り入れた酸素のうち約2%が活性酸素になると言われています。
しかし、「活性酸素」は毒性が強く、大量に発生すると体内の細胞を酸化させて老化を進行させ、様々な病気を引き起こすとも言われています。美容面では、シワ・シミ・ソバカスが増えるなど見た目年齢が老けて見えてしまい、健康面では、動脈硬化・糖尿病・ガンなどの原因にあるとも言われていて、アトピー性皮膚炎だけではなく体全体に悪影響を及ぼします。
■「活性酸素」を過剰発生させるNG行動は
以下のことが、過剰発生の原因と言われています。
・紫外線(日焼け)
・電磁波
・喫煙
・激しいスポーツ
・ストレス
・排気ガス(大気汚染)
できるだけ、「活性酸素」が発生しないような生活を心がけましょう。「活性酸素」から体を守るために緑黄色野菜をたくさん食べる、お茶を飲んだり大豆食品をよく食べるなど、抗酸化物質が体内で作られるような食事を心がけるのも良いかもしれません。
アトピー性皮膚炎の遺伝は気になる部分ですが、ご自身がアトピーで悩んでいるからと言って落胆するだけでなく、腸内環境改善のための食事などを心がけ、体質改善を目指しましょう。