最強の美肌を作る食べ物は手身近なアレ??
「最近お肌の調子が悪いな」「なんだかお肌のザラつきが気になり」「ハリが無くなった気がする」など、敏感に感じることありませんか?それは、夏の強い紫外線を浴びて、たっぷりかいた汗や皮脂分泌の影響で毛穴が開き切った“夏枯れ肌“の状態かもしれません。
“夏枯れ肌”は放っておくのではなく、なるべく早く対処するのがベター。スキンケアなどの外側からのケアはもちろんですが、“食欲の秋“ですので、食べ物=身体の内側からも綺麗になれたら嬉しいですよね。
そこで今回は、栄養士・岩木みさきさんに夏のダメージを受けたお肌をいち早く回復させる嬉しい食材とレシピについてお話を伺いました。
夏の疲れたお肌を放置すると危険な理由
“夏枯れ肌”の状態を放置すると、角質がどんどん皮膚に溜まってくすみの原因に。また、シミ予備軍のケアを早く始めないと後々大変な事になります。ダメージケアは先手必勝です。秋になると空気が乾燥する日が徐々に増えてきますが、乾燥はお肌トラブルを引き起こし一番の原因とも言われています。
夏の疲れたお肌をしっかり保湿・ケアしていきましょう。
最強美肌を作る食べ物3選
美肌のために毎日スキンケアをしっかり行うことはもちろんですが、食べ物でも美肌作りが出来るなら積極的に取り入れたいですよね。そこで、岩木さんに美肌に近づくための食べ物についてお伺いしました。
(1) イチジク
メラニン抑制効果のあるアルブチンが豊富なので美白効果が期待できます。この他にもアントシアニンなどの抗酸化物質が豊富に含まれ、体内に発生した活性酸素を排出する働きもあります。老化防止にもつながります。
イチジクの旬は7~10月。これから季節、店頭に並ぶ秋果ですが、食べ頃はわずか2~3日と短め。皮が赤紫色に均一に染まっていて、ふっくらと実にハリがあり、触ると耳たぶ程度の柔らかさになっているのが美味しいイチジク見分け方です。
(2)レモン
イメージ通り、ビタミンCが豊富でこれまた美白効果が期待できます。他にもペクチンという成分が腸内環境を整えてくれます。ペクチンは水溶性で体内に入ると水分をたくさん含んで膨らみます。そして、便に柔かくして排出しやすくしたり、腸内の悪玉菌を除去し善玉菌を増やす役割があり、腸内の老廃物をスッキリとお掃除してくれます。
(3)シナモン
アップルパイやシナモンロール、カレーのスパイス、アロマオイルでも使われるシナモン。馴染みの無い人も多いかもしれませんが、日本では古くは薬として用いられ、漢方でも使われています。
シナモンには毛細血管を保護・修復する役割を持つため、毛細血管の現象や損傷から起こるしみやたるみの予防効果も期待できます。
5分で作って即行力あり!毎日作りたい簡単レシピ
イチジクは皮も食べられて火の通りも早く、材料さえそろえば小鍋1つで簡単に作ることが出来るので本当にオススメです!上でご紹介した3つの食材を活用したレシピをご紹介します。
「イチジクとリンゴのスパイシージャム」
【材料】
A群
イチジク 1個(80g)
リンゴジュース 50ml
きび砂糖 小さじ1
B群
レモン汁 小さじ1/4
シナモン 2ふり
【作り方】
小鍋にA群(イチジク、リンゴジュース、きび砂糖)を入れイチジクを潰しながら中火で5分加熱し、B群(レモン汁、シナモン)を加えて混ぜたら出来上がり!
イチジクのプチプチとした食感が楽しめます。
これまで、イチジクはそのまま食べるか、チーズや生ハムと一緒に食す食べ方はよく知られていますが、こんな簡単にジャムが作れるなら、ぜひイチジクジャム作りにもチャレンジしてみたいですよね。ヨーグルトに乗せたりても、クリームチーズと一緒に食べたりても、スコーンに付けてみるのもオススメですよ。も良いかと思います。
“夏枯れ肌“は放っておかずに、できるだけ早い段階でのケアが重要です。保湿など外側からのスキンケアももちろん大切ですが、様々な美味しいものがたくさん市場に出回る“食欲の秋”でもありますので、美味しい旬の食材を食べて身体の内側からも綺麗にしていくこともポイントです。
秋の味覚の代表“イチジク”は、不老長寿の果物と呼ばれるほど、栄養価が高く美容効果も期待できる食材です。低カロリーで栄養の詰まったイチジクをしっかり食べて、最強の美肌を目指しましょう!
※岩木みさき・・・栄養士・料理家・フードコーディネーター。
高校生の時にひどい肌荒れに悩み、食生活を見直し肌荒れ改善に成功。食に興味を持ち栄養の道へ。短大卒業後、栄養士の委託会社に就職し3年間病院勤務。その後カフェでのメニュー開発や大手料理教室の講師を担当。料理本のカロリー計算や雑誌・美容サイトでのレシピ作成、栄養監修、フードスタイリングを手掛けながら食育活動も行っている。