ぽっこりお腹は脂肪じゃない!?夏便秘セルフチェック
夏に向けて気になるのは二の腕やお腹のたるみ。「なんとかしたい!」とはりきって運動や食事制限をしているものの、なかなか結果が出なくて悩んでいる人も多いと思います。
そこで今回は、ある調査で分かった夏の女性の身体の悩みと自身の腸内環境をチェックする生活習慣リストをご紹介します。
■女性の夏の悩み、1位は“お腹ポッコリ”
首都圏在住の20代から50代の女性を対象に、夏の女性の悩みに関する調査を実施し、「夏に気になる体のパーツ」について聞いてみたところ、最も多かったのが「お腹ポッコリ」(73.8%)、次いで「お腹のたるみ」(71.0%)とお腹周りの悩みであることが分かりました。
「ブランでスッキリ!」委員会の委員で医療法人小林メディカルクリニック東京院長 小林暁子医師は「夏に、この2つのお腹周りの悩みを解決するには、同じアプローチでは成功しない可能性がある。運動や食事制限は、お腹周りを引き締めることでお腹のたるみの解消につながると考えられます。一方で、お腹ポッコリは“夏便秘”による可能性があり、お腹のたるみの解消とは対策が異なります」と指摘しています。
■あなたは大丈夫?腸内環境を乱す夏の生活習慣チェックリスト
前出の小林医師は、お腹ポッコリの原因は“夏便秘”であると教えてくださいましたが、皆さんの腸内環境はいかがでしょうか。ここでは、小林医師監修の生活習慣チェックリストをご紹介します。
<腸内環境を乱す夏の生活習慣チェックリスト>
□ アイスやビールやそうめんなど冷たいものをよく食べる
□ 冷房環境に長くいる
□ 薄着で寝ている
□ ダイエットのため食事制限をする
□ 肌の露出の多い服を着る
□ 暑いので、外にでないで家でゴロゴロしている
□ 休み気分で夜更かししてしまう
□ 暑くて食欲がなくなる
□ 湯船に入らずシャワーで済ませている
□ 汗をかくので水分を摂らないようにしている
□ 暑いのでいつもより運動を控える
□ 朝食を摂らないことが増えている
上記項目で、半分以上に該当する人は既に“夏便秘”の可能性があり、2つ以上当てはまる人は“夏便秘”予備軍と言えます。
■早速実践!“夏便秘”解消のための食事のポイント
“夏便秘”によるお腹ポッコリを解消するためには、生活習慣の中でも食生活を見直す必要があります。腸内環境を整えるためには、排便をスムーズにし、体内の有害物質を吸着・排出させる働きのある食物繊維が重要だと言われています。ここでは、取り入れやすい食物繊維豊富な食材をご紹介します。
(1りんごやバナナなどの果物
腸の中にある水分を吸収して便が固くなるのを防いでくれたり、腸内の毒素や老廃物を吸収したり、また、善玉菌を増やして腸内環境を正常化させてくれる素要請食物繊維を多く含みます。
(2)ブロッコリーやごぼうなどの野菜
腸内で水分を含んで膨らむことで腸を刺激し、便が排泄されやすくなる働きがある不溶性食物繊維を多く含みます。
(3)シリアルやブラン
果物や野菜、穀物などの自然の食べ物から食物繊維を摂ることが大切ですが、外食が多い等栄養バランスが偏りがちな方はシリアルやブランを上手に取り入れましょう。保水性の高い食物繊維を多く含んでいてより効果的に“かさ”をますことができます。
夏は薄着になったり、水着を着たり機会もあります。毎日の食生活を見直して腸内環境を整えて美腹を目指しましょう!