アレルギーやアトピー性皮膚炎が改善しないNG食事習慣とは
アレルギーやアトピー性皮膚炎でお悩みの方で、様々な対処法を実践しているのになかなか症状が緩和しない…とお困りの方もいると思います。アトピーには「奇妙な」とか「原因不明の」という意味があり、原因についてはいろいろな説があります。
そこで今回は、アトピー性皮膚炎をこれ以上悪化させないために覚えておきたいNG食事習慣をご紹介します。
■1:ファーストフードやインスタント食品に頼る
アトピー性皮膚炎の方は腸の力が弱っていることも改善しない要因の一つなのですが、添加物の入った食べ物を食べていると他のことで努力しても一進一退の結果になってしまいます。
人間の体は毎日食べているもの、口にするものから作られます。毎日忙しくて自炊する時間がなく、コンビニ弁当で済ませている…なんて人も多いかもしれませんが、ファーストフードやインスタント食品には添加物が含まれており、その添加物を消化するのに大量のエネルギーを必要とします。ですので、できるだけ添加物、品質保持剤、着色料といった人工的なものは口にしないよう、成分表示などをチェックするようにしましょう
■2:砂糖など糖質の多いものが好き
糖質は体を冷やしてしまう作用があります。また、砂糖は腸内で悪玉菌のえさになり、悪玉菌が増えてしまいます。悪玉菌が増えると自律神経のバランスが崩れ、ストレスを感じやすく、免疫力も下がるという悪循環になってしまいます。
腸の動きが鈍くなると消化する力が低下し、体内に有害なアレルゲンが入って来た時にうまく消化・排出できず、症状が改善しないということも考えられます。
どうしても甘さが欲しい時には精製された上白糖ではなく砂糖大根が原料の「てんさい糖」を使うようにしてみてください。てんさい糖は寒冷地で獲れるので体を温める作用があると言われています。血糖値の上昇も砂糖に比べて緩やかなので、ダイエットを気にされている方にもおすすめです。
■3:和食よりも洋食を選びがち
日本人が昔からよく食べていたのは和食でしたが、最近食生活の欧米化によってバターやマヨネーズなど油を多く使った調味料や、卵・肉などの動物性たんぱく質を摂取する機会が増えました。しかし残念ながら、これらはアレルギー体質の人が避けた方が良い食品群です。
焼き物、煮物、蒸し物など調理法が多い和食は、炒め物や揚げ物が中心の洋食よりもはるかに油の量が少なくカロリーも抑えることができます。
また、主食のお米も精製された白米よりも未精製の玄米や雑穀に切り替えることができれば尚良いです。3食すべてを和食に切り替えるのが難しい方は「まず夕食だけ」と洋食と和食を入れ替えやすいタイミングから切り替えて行くことをおすすめします。
食べたものを消化するのにも時間がかかります。ですので、できるだけ同じ時間に食事をとるのが理想です。夕飯を食べるのが遅くなった翌朝は無理して朝食は食べない、など腸内の状態と消化のタイミングなどを考慮して、食生活を見直してみてはいかがでしょうか。