どーしても眉毛がうまく描けない……そんな人におススメな簡単テク
その年その年のトレンドに合わせて眉をカットしたり剃ったりしているうちに、自眉が薄くなってアイブロウメイクが大変になった!とよく相談を受けます。
顔の額縁と呼ばれる眉毛。眉のカタチ一つで、顔の印象はガラッと変わるため、メイクトレンドを追いかけるのも楽しいですが、まずは自分の骨格に合った理想的な眉毛が描けるようになりたいものです。
そこで今回は、
理想的な眉毛に近づけるための基本的な眉毛の描き方についてご紹介します。
■理想的な眉のカタチは自分の眉骨(びこつ)が知っている
「何を基準に眉毛を描けば良いか分からない」という人が本当に多いですが、参考になるのは自分の骨格や表情筋の位置です。自分の骨格や表情筋の位置とは異なる位置にメイクをしてしまうと笑った時に眉毛だけ笑っていない……なんてことにもなりかねません。
眉のお手入れをし過ぎて眉毛が薄くなってしまっていると、眉毛を描く時のガイドになる部分がないので描きづらくなりますが、骨格の位置は触れば分かりますよね。本来、眉毛は「眉骨(びこつ)」と呼ばれる骨の上に生えています。その上に眉毛を描くようにすれば、笑ったり怒ったり表情が変わるたびに、描いた眉毛もきちんと連動してくれて違和感が出ません。
■ポイントは「①眉頭」「②眉尻」「③眉山」の位置を先に決めること
「眉骨(びこつ)」の位置が分かったら、次のポイントは、長さと眉山の高さ(位置)を決めることです。長さを決めるためには「眉頭」「眉尻」を、どんなカーブを描くかは「眉山」を決めれば、自動的に眉毛の形が決まります。「眉毛がうまく描けない」という人の多くは、この3点を決めずにやみくもに描き始める人が多いです。
「眉頭」の理想的な位置は、小鼻の脇と目頭の延長線上の間です。小鼻の脇から外になれば眉間が広すぎて間抜けな顔になり、目頭よりも内になれば眉間が狭すぎて顔全体のバランスがおかしくなってしまいます。
「眉尻」は眉頭の高さよりも下がらない位置で、目尻とこめかみのちょうど真ん中くらいの場所が基準になります。エレガントに見せたければその基準よりも長めに、可愛らしく見せたければ眉尻は基準よりも短めにするのが印象操作のテクニックです。
「眉山」は外側の白目の上であればOK。内側に入りすぎても、外側に離れすぎてもバランスが悪い眉になってしまいます。
■印象操作したければ「眉山」の高さを変える
眉尻の長さを変えるだけでも印象操作はできますが「マンネリメイクを脱却したい」、「洋服のイメージに合わせてメイクを変えたい」と思う上級者の人は、「眉山」の高さを変えましょう。
「眉山」はストレート眉が描きたければ「眉頭」と「眉尻」を結んだラインから大きく離さず、直線的な眉をイメージしながら描きます。逆に、カーブのある眉を描きたければ「眉頭」から「眉尻」を結んだラインよりも離すような曲線的なイメージで描きます。
今回は眉を描く時のポイントをお伝えしました。好きな芸能人の眉の形を真似してみるなど、見本となる眉の形があるとさらに描きやすくなります。眉が上手に描けるようになればメイク上手にも見られますので、頑張ってくださいね。