もやしってそんなに体にいいの!?意外と知らないもやしの美容効果とは
しゃきしゃきとした歯ざわりが特徴のもやし。炒め物やおひたし、和え物など様々な料理に使うことができますし、スーパーでは他の野菜に比べて安く売られていることが多いので、食費を節約しなくてはならない時の強い味方ですよね。
でも、「もやしって栄養があるの?」と疑問に思っている人も多いと思います。そこで今回は、栄養士の岩木みさきさんに、もやしの栄養素や美容効果について伺いました。
■もやしはビタミンC&B1や食物繊維が摂取できる美容食材
岩木さんにもやしに含まれる栄養素について聞いてみたところ、
「もやしはビタミンCが含まれています。市販のもやしはだいたい1袋250g入りくらいですから、約1/3~1/2袋が100gに相当しますが、もやし100gで1日の目標量の1/5量が摂取できます。ただ、ビタミンCは熱に弱く水に溶け出すため加熱調理をする際は短時間で行った方が良いです。
また、食物繊維やビタミンB1も摂取出来、腸内環境を整える効果や代謝促進効果も期待できます。特に葉酸が多く含まれているので、妊婦さんにオススメです。」(岩木さん)
■もやしは低カロリーなのでダイエットしている人にもお勧め
一般的なもやしは100gあたり12~15kcalです。一袋食べたとしても50kcal。カロリーの高い調味料を使わなければ量の割にかなり低カロリーで抑えられます。
「安いし低カロリーなので、手軽という意味で日々の食事に取り入れることで美容効果を発揮していくと個人的には思っています」(岩木さん)
■もやしにもイソフラボンが含まれている!
実はもやしにもイソフラボンが含まれています。イソフラボンと言えば大豆のイメージがありますが、もやしは豆からできていますので、そう考えればそうですよね。豆つきもやしなら普通のもやしよりもさらにイソフラボンが含まれています。
イソフラボンは女性ホルモンと似たような構造を持っていて、ホルモンバランスを整えてくれると言われています。また、腸内環境を整えてくれますので便秘解消にも一役買ってくれます。
もやしは美味しくて安いだけではなく、女性にとってとても嬉しい食材だったのです。緑豆もやしやアルファルファなど種類も豊富ですので、いろいろなもやしを食べ比べたり、調理のレパートリーを増やして身体にもお財布にも優しい食卓を目指してみてはいかがでしょうか。
【取材協力】
※ 岩木みさき・・・栄養士・料理家・フードコーディネーター。高校生の時にひどい肌荒れに悩み、食生活を見直し肌荒れ改善に成功。食に興味を持ち栄養の道へ。短大卒業後、栄養士の委託会社に就職し3年間病院勤務。その後カフェでのメニュー開発や大手料理教室の講師を担当。料理本のカロリー計算や雑誌・美容サイトでのレシピ作成、栄養監修、フードスタイリングを手掛けながら食育活動も行っている。